昭和25(れ)1021

 昭和二二年勅令第一号違反

 昭和25年12月20日

 最高裁判所大法廷

 判決

 棄却

 刑集　第4巻13号2655頁

 東京高等裁判所

 昭和25年5月24日

 一　公訴事実の同一性のない一事例
二　調査表の不実記載と犯意の要否

 一　Ａ組合の主事であつたことを調査表に記載しなかつたたという公訴事実と、同組合の主宰者であつたことを調査表に記載しなかつたという事実とは公訴事実の同一性がない。
二　調査表に不実の記載をした罪については、不実であることについて犯意を要するのであるが、その犯意は未心的故意をもつて足りる。

 昭和22年勅令1号7条1項，昭和22年勅令1号4条，昭和22年勅令1号15条1項1号

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