裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
昭和28(あ)5025
- 事件名
傷害致死・銃砲等所持禁止令違反
- 裁判年月日
昭和30年10月25日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
刑集 第9巻11号2295頁
- 原審裁判所名
福岡高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
昭和28年10月26日
- 判示事項
正当防衛とならない一事例
- 裁判要旨
被告人が被害者と対面するにおいては攻撃を受ける蓋然性が覆い状況の下に、被害者に対面して謝罪させ相手が攻撃して来たらこれに立ち向うため日本刀一振を拔身のまま携え、被害者の様子を窺ううち、被害者が被告人を認め矢庭に出刃庖丁をもつて突きかかつて来た場合、被害者が不正な侵害は急迫なものといえず、被告人の被害者に加えた傷害行為は権利防衛のため止むを得ざるに出たものといえない。
- 参照法条
刑法36条
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