昭和45(あ)318

 常習賭博

 昭和45年5月29日

 最高裁判所第二小法廷

 決定

 棄却

 集刑　第176号425頁

 広島高等裁判所

 昭和44年12月26日

 刑法一八六条一項の規定を違憲（三一条）とする主張が前提を欠くとされた事例

 上告趣意は、違憲（三一条）をいうが、賭博行為が風俗を害し公共の福祉に反するもので、実質的に違法であることは、判例（昭和二五年（れ）第二八〇号同年一一月二二日最高裁判所大法廷判決、刑集四巻一一号二三八〇頁）の趣旨に徴し明らかであつて、この点の主張は前提を欠く。
　注　所論は賭博行為が実質的には違法でないとして、これを禁止処罰する刑法一八六条一項の違憲をいうもの。

 刑法186条1項，憲法31条，刑訴法405条1号

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