裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成15(受)377
- 事件名
請負代金請求事件
- 裁判年月日
平成15年10月10日
- 法廷名
最高裁判所第二小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄差戻
- 判例集等巻・号・頁
集民 第211号13頁
- 原審裁判所名
大阪高等裁判所
- 原審事件番号
平成13(ネ)3506
- 原審裁判年月日
平成14年10月15日
- 判示事項
請負契約における約定に反する太さの鉄骨が使用された建物建築工事に瑕疵があるとされた事例
- 裁判要旨
建物建築工事の請負契約において,耐震性の面でより安全性の高い建物にするため,主柱について特に太い鉄骨を使用することが約定され,これが契約の重要な内容になっていたにもかかわらず,建物請負業者が,注文主に無断で,上記約定に反し,主柱工事につき約定の太さの鉄骨を使用しなかったという事情の下では,使用された鉄骨が,構造計算上,居住用建物としての安全性に問題のないものであったとしても,当該主柱の工事には,瑕疵がある。
- 参照法条
民法634条1項
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