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最高裁判所判例集

事件番号

 昭和57(オ)929

事件名

 損害賠償

裁判年月日

 昭和61年10月16日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 棄却

判例集等巻・号・頁

 集民 第149号27頁

原審裁判所名

 大阪高等裁判所

原審事件番号

 昭和53(ネ)364

原審裁判年月日

 昭和57年5月20日

判示事項

 注射により大腿四頭筋拘縮症となつた事故につき医師の不法行為責任及び債務不履行責任が否定された事例

裁判要旨

 昭和三七年六月に出生した新生児がその頃大腿部に注射を受けたため大腿四頭筋拘縮症に罹患する事故が生じたとしても、当該医師が右注射をしたことは当時の医療水準に照らし必要かつ相当な治療行為であり、右医師は右事故につき不法行為責任及び債務不履行責任を負わない。

参照法条

 民法415条,民法709条

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