裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
昭和59(オ)43
- 事件名
損害賠償
- 裁判年月日
昭和60年12月13日
- 法廷名
最高裁判所第二小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄差戻
- 判例集等巻・号・頁
集民 第146号251頁
- 原審裁判所名
大阪高等裁判所
- 原審事件番号
昭和57(ネ)505
- 原審裁判年月日
昭和58年10月27日
- 判示事項
事実認定が証拠に基づかないものとして違法とされた事例
- 裁判要旨
新生児が核黄疸による脳性麻痺に罹患したことにつき、担当医師が新生児に投与したリンコシンがビリルビン転送機能障害の副作用を有するネオマイシン系抗生物質に属し、右投与が黄疸を増強させたとの事実を認定して、医師の過失を肯定している場合において、リンコシンがネオマイシン系抗生物質に属することの証拠がない等判示の事実関係があるときは、右事実の認定は証拠に基づかない違法なものというべきである。
- 参照法条
民訴法185条,民訴法257条
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