裁判例検索

裁判例結果詳細

最高裁判所判例集

事件番号

 昭和57(オ)1023

事件名

 損害賠償

裁判年月日

 昭和58年4月14日

法廷名

 最高裁判所第一小法廷

裁判種別

 判決

結果

 破棄差戻

判例集等巻・号・頁

 集民 第138号567頁

原審裁判所名

 福岡高等裁判所

原審事件番号

 昭和56(ネ)313

原審裁判年月日

 昭和57年5月31日

判示事項

 選択的に併合されている甲、乙両請求につき甲請求の一部を認容しその余の請求を棄却した第一審判決に対し被告が控訴し原告が控訴、附帯控訴しなかつた場合において控訴審が第一審判決の右認容部分を取り消すべきであるとするときと乙請求についての判断の要否

裁判要旨

 選択的に併合されている甲、乙両請求につき、甲請求の一部を認容しその余の請求を棄却した第一審判決に対し、被告が控訴し、原告が控訴、附帯控訴しなかつた場合において、控訴審は、第一審判決の右認容部分を取り消すべきであるとするときには、乙請求につき審理判断すべきであり、乙請求を全部理由がないと判断すべきときにのみ、原告の請求を全部棄却しうると解すべきである。

参照法条

 民訴法227条,民訴法385条,民訴法386条

全文