昭和27(あ)5293

 公然猥褻、同幇助

 昭和29年3月2日

 最高裁判所第三小法廷

 判決

 棄却

 集刑　第93号59頁

 福岡高等裁判所

 昭和27年8月30日

 一　劇場責任者と公然猥褻幇助罪の成立
二　公然猥褻被告事件において証人が演技を観覧した際の感想を述べることは自己の実験した事実に含まれるか

 一　劇場責任者が、その劇場で公演されているストリツプ、シヨウを目撃し、その演技の内容が猥褻であると知りながら、劇場を引き続き使用されるときは、公然猥褻幇助罪が成立する。
二　公然猥褻被告事件において、証人が演技を観覧した際の感想を述べることは、自己の実験した事実の供述に当然包含される。

 刑法174条，刑法62条，刑訴法156条

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