裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
昭和36(あ)1999
- 事件名
公職選挙法違反
- 裁判年月日
昭和36年12月12日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
決定
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
集刑 第140号423頁
- 原審裁判所名
仙台高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
昭和36年7月25日
- 判示事項
一 公職選挙法第一三八条にいわゆる戸別訪問の意義
二 右の場合にあたる事例
- 裁判要旨
一 公職選挙法第一三八条にいわゆる戸別訪問たるには、必ずしも被訪問者何某方を訪う場合にかぎらず、社会通念上何某方であると認められる個所、たとえば、何某方の庭先、居宅外の小屋などをも含むと解すべきである
二 被告人が、甲家宅地前にある市道から同家に通じ、主として同家に赴く人が通る小道(甲方居宅南方約五・五米の地点)において、右甲に対し、暗に自己のために投票方を依頼した場合には、右所為は、公職選挙法第一三八条第一項にいわゆる戸別訪問にあたる
- 参照法条
公職選挙法138条
- 全文