裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成2(オ)1828
- 事件名
土地所有権移転登記抹消登記手続等及び共同訴訟参加
- 裁判年月日
平成5年12月16日
- 法廷名
最高裁判所第一小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
その他
- 判例集等巻・号・頁
集民 第170号757頁
- 原審裁判所名
高松高等裁判所
- 原審事件番号
昭和63(ネ)318
- 原審裁判年月日
平成2年9月27日
- 判示事項
特定の土地の分割方法を定めた遺言の存在を知らないでされた遺産分割協議の意思表示に要素の錯誤がないとはいえないとされた事例
- 裁判要旨
特定の土地につきおおよその面積と位置を示して分割した上それぞれを相続人甲、乙、丙に相続させる趣旨の分割方法を定めた遺言が存在したのに、相続人丁が右土地全部を相続する旨の遺産分割協議がされた場合において、相続人の全員が右遺言の存在を知らなかったなど判示の事実関係の下においては、甲のした遺産分割協議の意思表示に要素の錯誤がないとはいえない。
- 参照法条
民法95条,民法907条,民法908条
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