裁判例結果詳細
最高裁判所判例集
- 事件番号
平成21(受)1019
- 事件名
損害賠償請求事件
- 裁判年月日
平成23年7月21日
- 法廷名
最高裁判所第一小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄差戻
- 判例集等巻・号・頁
集民 第237号293頁
- 原審裁判所名
福岡高等裁判所
- 原審事件番号
平成19(ネ)576
- 原審裁判年月日
平成21年2月6日
- 判示事項
最高裁平成17年(受)第702号同19年7月6日第二小法廷判決・民集61巻5号1769頁にいう「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」の意義
- 裁判要旨
最高裁平成17年(受)第702号同19年7月6日第二小法廷判決・民集61巻5号1769頁にいう「建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵」とは,居住者等の生命,身体又は財産を危険にさらすような瑕疵をいい,建物の瑕疵が,居住者等の生命,身体又は財産に対する現実的な危険をもたらしている場合に限らず,当該瑕疵の性質に鑑み,これを放置するといずれは居住者等の生命,身体又は財産に対する危険が現実化することになる場合には,当該瑕疵は,建物としての基本的な安全性を損なう瑕疵に該当する。
- 参照法条
民法709条
- 全文