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高等裁判所 判例集

事件番号

 昭和59(う)445

事件名

 傷害致死被告事件

裁判年月日

 昭和59年11月22日

裁判所名・部

 東京高等裁判所  第二刑事部

結果

高裁判例集登載巻・号・頁

 第37巻3号414頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

 傷害致死行為が誤想過剰防衛と認められた事例

裁判要旨

 空手三段の外国人が、酩酊した女性が連れの男性から暴行を受けているものと誤解し両名の間に割つて入り、これに驚いた右男性が両手を胸の辺に挙げたのを見て攻撃して来るものと誤信し、自己及び同女の身体を防衛する意思で回し蹴りにより右男性の顔面を強打して路上に転倒させ、死亡させた行為は、本件の具体的事情(判文参照)の下では、誤想による過剰防衛と認められる。

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