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高等裁判所 判例集

事件番号

 昭和50(う)1570

事件名

 強盗殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反、火薬類取締法違反被告事件

裁判年月日

 昭和52年3月8日

裁判所名・部

 東京高等裁判所  第八刑事部

結果

高裁判例集登載巻・号・頁

 第30巻1号150頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

 強盗犯人が殺意をもつてした行為がその直接の相手方でない者にも傷害を負わせた場合同人について強盗殺人未遂罪の成立を認めた事例

裁判要旨

 強盗犯人が、殺意をもつて、警ら中の巡査に対し建設用びよう打銃を発射させたところ、びようは同巡査の右側胸部を貫通したのち、付近の通行人の腹部をも貫通して、傷害を負わせた場合は、通行人に対する右傷害は、その発生につき過失が認められる限り、強盗の機会における傷害として、同人に対する強盗殺人未遂罪が成立する。

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