昭和36(う)188

 犯人隠避恐喝未遂暴行被告事件

 昭和37年4月18日

 東京高等裁判所 　第五刑事部

 第15巻3号186頁

 犯人が不起訴処分を受けた場合と犯人隠避罪の成否

 罸金以上の刑に該る罪を犯したものとして逮捕状が発布されている者であることを知りながら、その逮捕を免れしめる意図の下に、犯人を隠避せしめた以上、その後犯人が不起訴処分を受けたとしても、犯人隠避罪の成立に影響はない。

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