裁判例結果詳細
高等裁判所 判例集
- 事件番号
昭和29(う)593
- 事件名
公務執行妨害傷害被告事件
- 裁判年月日
昭和29年5月18日
- 裁判所名・部
東京高等裁判所 第五刑事部
- 結果
棄却
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第7巻3号483頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
警案吏員の正当な職務質問行為と認めた事例
- 裁判要旨
被質問者の服装、年令、態度、携帯品などから推して当時所属警察署管内に瀕発していた窃盗事件に関係がありはしないかとの疑を抱いた警察吏員が、その者を呼びとめ質問をはじめ、その所持する風呂敷包の内容の呈示を求めるや俄かに逃げ出す等異常の態度を示したため、益々その疑を深かめた右吏員が更に質問を続けるためその跡を追いかけその停止を求めようとする所為は、適法な職務質問に属する所為であつてその適法性の限界を越えるものではない。
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