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高等裁判所 判例集

事件番号

 昭和33(ネ)270

事件名

 強制執行異議事件

裁判年月日

 昭和35年5月30日

裁判所名・部

 大阪高等裁判所  第六民事部

結果

高裁判例集登載巻・号・頁

 第13巻5号472頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

 一、 有体動産に対する差押の公示が差押を明白ならしめたものと認められない一事例
二、 無効の強制執行と第三者異議の訴

裁判要旨

 一、 行吏が債務者方の店先、座敷等家屋内各所に存する動産を差押えながら座敷の一隅に在つた押入の開戸の裏側に公示書を貼付したりに止まるときは、右押入の外に在つた動産に対しその差押を明白にしたものといえない。
二、 差押が無効である場合においても、形式上差押が存し差押債権者が差押の有効なことを主張する以上、第三者は民訴第五四九条の異議を主張することができる。

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