裁判例結果詳細
高等裁判所 判例集
- 事件番号
平成6(う)246
- 事件名
窃盗(変更後の訴因は強制わいせつ致死、強盗致死、認定罪名は強制わいせつ致死、窃盗)尊属監禁、恐喝未遂、傷害、死体遺棄、強盗致傷、強制わいせつ、監禁、逮捕監禁致傷、強姦被告事件
- 裁判年月日
平成8年1月31日
- 裁判所名・部
名古屋高等裁判所 刑事第一部
- 結果
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第49巻1号1頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
刑訴法三八三条二号の「判決があつた後に刑の変更があつたこと」に該当し同法三九七条一項により第一審判決を破棄すべきであるとされた事例
- 裁判要旨
尊属監禁、強盗致傷等被告事件の第一審判決の言渡し後に平成七年法律第九一号刑法の一部を改正する法律が施行された場合、尊属監禁の行為については改正後の刑法二二〇条が適用されることになり、併合罪加重の結果処断刑の範囲は変わらないとしても、刑訴法三八三条二号の「判決があつた後に刑の変更があつたこと」に該当し、同法三九七条一項により第一審判決を破棄すべきである。
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