裁判例結果詳細
高等裁判所 判例集
- 事件番号
昭和34(く)10
- 事件名
勾留取消の申立を却下した決定に対する即時抗告事件
- 裁判年月日
昭和34年4月30日
- 裁判所名・部
名古屋高等裁判所 第四部
- 結果
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第12巻4号456頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
一、 刑訴第九一条にいわゆる「勾留による拘禁が不当に長くなつたとき」の意義
二、 右「勾留による拘禁が不当に長くなつたとき」にあたらない一事例
- 裁判要旨
一、 刑訴第九一条にいわゆる「勾留による拘禁が不当に長くなつたとき」というのは単なる時間的観念ではなく、事案の性質、態様、審判の難易、被告人の健康状態その他諸般の状況から、綜合的に判断さるべき相対的観念である。
二、 本件の勾留(判文参照)は、右「勾留による拘禁が不当に長くなつたとき」にあたらない。
- 全文