昭和25(う)1973

 昭和二一年勅令第三一一号違反被告事件

 昭和26年3月23日

 名古屋高等裁判所 　刑事第三部

 棄却

 第4巻4号343頁

 連合国に対する破壊的な批判の意義

 一九四五年九月一〇日附連合国最高司令官の日本政府に対する覚書「言論及び新聞の自由に関する件」第三項にいわゆる「連合国に対する破壊的な批判」とは、虚偽の事実に基くと否とを問わず、連合国全体又はその構成員たる一部の国に対する名誉、信用を毀損し、又はその政策、行動に妨害支障を与えるような可能性のある言動をすることを推称する。

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