昭和29(う)328

 食糧管理法違反被告事件

 昭和30年3月1日

 名古屋高等裁判所 　金沢支部 　刑事部

 棄却

 第8巻4号437頁

 酒造を業とする被告人において自己の買い受けた粳玄米を酒造職人の食糧に充当する行為と食糧管理法施行規則第四〇条違反罪の成立

 酒造業者たる被告人が醸造用の部分と酒造職人の食料用の部分とを区別せず玄米を一個の売買契約によつて買い入れたときは包括的に観察し悉く営業用として購入したものと認めるのを相当とする。

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