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高等裁判所 判例集

事件番号

 平成28(う)181

事件名

 薬事法違反被告事件

裁判年月日

 平成28年6月24日

裁判所名・部

 福岡高等裁判所  第1刑事部

結果

 棄却

高裁判例集登載巻・号・頁

 第69巻1号1頁

原審裁判所名

 福岡地方裁判所  飯塚支部

原審事件番号

 平成27(わ)174

判示事項

 薬事法(平成25年法律第84号による改正前のもの)2条14項に規定する指定薬物を所持する罪の故意が認められる場合

裁判要旨

 所持する薬物の薬理作用を認識し,そのような薬理作用があるために当該薬物が薬事法(平成25年法律第84号による改正前のもの)2条14項に規定する指定薬物として指定されている薬物と同様に規制され得る同種のものであることを認識し,指定薬物が含有されていないと信じたことに合理的な理由があったなどの特異な事情が認められない場合は,同号に規定する指定薬物を所持する罪の故意が認められる。

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