裁判例結果詳細
下級裁裁所 裁判例速報
- 事件番号
平成19(う)79
- 事件名
殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件
- 裁判年月日
平成19年8月8日
- 裁判所名・部
広島高等裁判所 岡山支部 第1部
- 結果
棄却
- 原審裁判所名
岡山地方裁判所
- 原審事件番号
平成18(わ)520
- 原審結果
その他
- 判示事項の要旨
殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件について、
(1) 被告人は、殺意がなかったと主張するが、自宅から刺身包丁を持ち出して準備し、被害者の胸部をほぼ一直線に突き刺して心臓に達する刺切創を負わせたことなどに照らして確定的故意があったと認められ、原判決に影響を及ぼす事実誤認は認められない。
(2) 冷酷かつ残虐な計画的殺人であることに徴すると、被害者に1回攻撃を加えただけで重ねて攻撃しなかったこと、犯行後、被害者を病院に連れて行こうとしたこと、警察官に犯行を申告して自首をした上、救急車の要請をしたことなど、被告人のため斟酌すべき諸事情を十分考慮しても、被告人を懲役13年に処した原判決の量刑が重すぎ不当であるとはいえない。
として、控訴を棄却した事案
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