裁判例結果詳細
下級裁裁所 裁判例速報
- 事件番号
平成20(ワ)2348
- 事件名
損害賠償請求事件
- 裁判年月日
平成21年10月8日
- 裁判所名・部
京都地方裁判所 第4民事部
- 結果
その他
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 原審結果
- 判示事項の要旨
被告会社が被告木津川市から請け負った川の除草作業において,被告会社代表者からの指示で一旦待避した後,川底に戻った被告会社従業員が,水位の急激な上昇によって流され死亡したことについて,被告会社には,河川における作業の危険性を十分には理解していなかった上記従業員に対し,岸上への待避を指示しただけで,待避の理由を説明することなく,しかも,待避解除の指示があるまで待避するべきことを具体的に指示することがなかった過失がある(ただし,上記従業員にも,待避解除の指示を受けていないにもかかわらず,川底に戻った過失がある。)として,上記従業員の相続人である原告らの被告会社に対する民法709条に基づく損害賠償請求を,3割の過失相殺減額を行って,一部認容する一方,被告木津川市には,注文主として被告会社に対する注文又は指図について過失はないとして,原告らの被告木津川市に対する民法716条に基づく損害賠償請求は棄却した事案
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