平成21(わ)1298

 強姦致傷被告事件

 平成22年2月19日

 さいたま地方裁判所 　第３刑事部

 被告人が，夜間，路上において，通行中の女性を強姦しようと企て，刃物を突き付けたり，顔面を数回殴打するなどの暴行脅迫を加えたが，同人に抵抗されるなどしたために未遂に終わった事件について，弁護人が被告人の生育歴を原因とする認知の歪み等の問題点についての治療の必要性や弁護人を中心とした今後の更生のための支援態勢が整っていることなどを根拠として保護観察付き執行猶予判決を求めたのに対して，懲役５年の判決を言い渡した事例。

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