裁判例結果詳細
下級裁裁所 裁判例速報
- 事件番号
平成28(わ)245
- 事件名
傷害
- 裁判年月日
平成29年4月19日
- 裁判所名・部
名古屋地方裁判所 一宮支部
- 結果
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 原審結果
- 判示事項の要旨
本件公訴事実の要旨は,被告人が,Aに対し,顔面を右手拳で殴るなどの暴行を加えて加療約1日間を要する前額部挫創の傷害を負わせたというものであり,Aが公訴事実記載の日時及び場所において上記傷害を負った事実は認められるものの,公訴事実に沿うA及びその妻Bの証言は,Aが基本的かつ客観的な事実と異なる供述をしていることや,Bが事件当日には公判廷での証言内容と異なる指示説明をしていたことなどに照らして,いずれもたやすく信用することはできず,BがAに暴行を加えて傷害を負わせた可能性も否定できないことから,被告人がAに暴行を加えて傷害を負わせたと認めるには合理的な疑いが残り,被告人は無罪である。
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