昭和44(行ク)61

 執行停止申請事件

 昭和44年10月11日

 東京地方裁判所

 行政

 国立大学学生の大学構内への入構について，入構許可申請手続を経由して入構証を得ることを必要とする措置を講じたことに対する執行停止申立てにつき，右入構証は大学学長の方針を支持する教官以外の教官が行なう授業を受けるために利用することができず，したがって卒業または進級に必要な科目の履修が不可能となることが認められるから回復の困難な損害を避けるため緊急の必要があるときに当たるとして，右教官の授業を受けるため入構する場合に関して処分を停止した事例

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