裁判例結果詳細
行政事件 裁判例集
- 事件番号
平成18(行ウ)151
- 事件名
行政文書不開示決定取消等請求事件
- 裁判年月日
平成19年4月20日
- 裁判所名
東京地方裁判所
- 分野
行政
- 判示事項
行政機関の保有する情報の公開に関する法律3条に基づく文書開示請求に対して処分行政庁が複数回にわたってした決定の各取消しを求める訴えのうち,2回目以降の決定の取消しを求める部分が却下された事例
- 裁判要旨
行政機関の保有する情報の公開に関する法律3条に基づく文書開示請求に対して処分行政庁が複数回にわたってした決定の各取消しを求める訴えにつき,処分行政庁がした最初の不開示決定は,前記開示請求に対する応答そのものであるから取消しの訴えの対象となるが,2回目以降の決定は,最初の決定のうち,明示的又は黙示的に不開示としていた部分を一部取り消した利益処分であるか,又は,最初の決定において黙示的に不開示としていたものを対象文書を特定した上でその不開示理由を明示したものなど,新たな不利益処分ということのできないものであるから,いずれもその取消しを求める利益はないとして,前記訴えのうち,2回目以降の決定の取消しを求める部分を却下した事例
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