裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
高等裁判所
- 事件番号
昭和33(う)1212
- 事件名
業務上過失傷害被告事件
- 裁判年月日
昭和33年9月25日
- 裁判所名・部
東京高等裁判所 第一〇刑事部
- 結果
棄却
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第11巻8号476頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
優先通行順位にある運転者の業務上の注意義務
- 裁判要旨
およそ、自動車運転者たるものは、いかなる場合においても、他との衝突を避けるにつき、そのなし得る最善の措置を講ずべき業務上の義務があるので、道路交通取締法が安全交通の建前上、その第一七条、第一八条において、車馬又は軌道車の通行順位を一応定めているからといつて、これがため、先行順位の運転者に対し、運転上必要な注意義務を免除し、警音器吹鳴、一時停車、徐行等をなすべき義務がないとしたものと解すべきではない。
- 全文