裁判例結果詳細

事件番号

昭和24(を)新3741

事件名

物価統制令違反被告事件

裁判年月日

昭和26年8月31日

裁判所名・部

東京高等裁判所 第一一刑事部

結果

棄却

高裁判例集登載巻・号・頁

第4巻9号1127頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

訴因変更の有無の判断の標準

裁判要旨

訴因とは法律的に構成せられた特定の犯罪事実をいい、訴因の同一性は結局その法律的構成と社会現象としての行為の同一性とに帰する訳であるから、日時場所及び方法をもつて総合的に説明特定せられた訴因についてそれら説明事項の変更があつた場合、これを訴因の変更と見るかどうかは、一に社会通念上それが対象たる社会現象そのものの変更と見られるかあるいは同一対象に対する単なる説明上の補正に過ぎないものと見られるかの標準によつて決められなければならない。

全文

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