裁判例結果詳細

事件番号

平成10(う)143

事件名

現住建造物等放火被告事件

裁判年月日

平成10年6月24日

裁判所名・部

大阪高等裁判所 第二刑事部

結果

高裁判例集登載巻・号・頁

第51巻2号116頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

現住建造物等放火の行為について過剰避難の成立を否定した事例

裁判要旨

暴力団組事務所内で事実上監禁状態に置かれていた被告人が、監禁から脱出するため組事務所に放火した行為について、他に害の少ない、より平穏な態様での逃走手段が存在するなどの判示の事情の下では、刑法三七条一項の「やむを得ずにした行為」には該当せず、過剰避難が成立する余地はない。

全文

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