裁判例結果詳細

事件番号

昭和50(う)294

事件名

業務上横領、詐欺被告事件

裁判年月日

昭和51年5月28日

裁判所名・部

大阪高等裁判所 第三刑事部

結果

高裁判例集登載巻・号・頁

第29巻2号293頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

商品仲買人が顧客から預託された委託証拠金代用証券を金策のため入質した行為につき業務上横領罪の成立が認められた事例

裁判要旨

商品仲買人が、取引所における売買取引を委託され、その証拠金の代用として預託された有価証券を、顧客の取引上の損益、取引の存続期間等を無視し、不安定な会社経営のもとで、高額の営業資金を調達するため、高利の金融の担保に長期間差し入れる行為は、業務上横領罪を構成する。

全文

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