裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
高等裁判所
- 事件番号
昭和26(う)1682
- 事件名
業務上失火電気事業法違反被告事件
- 裁判年月日
昭和27年5月10日
- 裁判所名・部
大阪高等裁判所 第一刑事部
- 結果
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第5巻5号736頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
一、 出火原因の可能性と失火罪の証明不十分 二、 電気座布団は禁止需用設備か 三、 従業者と電気事業法第三六条の刑事責任
- 裁判要旨
一、 出火原因の可能性を認めながら、失火罪の証明が不十分だと断定することは、論理の矛盾ではない。 二、 電気座布団は、電気需給調整規則の別表(一)需用区分表第四種の禁止需用設備にあたらない。 三、 電気事業法は、同第三六条違反の刑事責任を、人または法人の従業者に対しては負担せしめていない。
- 全文