裁判例結果詳細

事件番号

昭和28(う)503

事件名

熊本県屋外広告物条例違反被告事件

裁判年月日

昭和28年5月4日

裁判所名・部

福岡高等裁判所 第一刑事部

結果

棄却

高裁判例集登載巻・号・頁

第6巻5号681頁

原審裁判所名

原審事件番号

判示事項

熊本県屋外広告物条例と憲法第二一条

裁判要旨

熊本県屋外広告物条例が、その母法たる屋外広告物法に遵拠し美観風致の維持(および公衆に対する危害の防止)という具体的な公共の福祉のため、広く言論その他一切の表現の自由を全般的に禁止するのでなく、単に特定の手段方法による表現活動につきしかも一定の地域または場所のみを対象としてある程度の制限をしているのは、右両者の均衡を失しない止むを得ざる措置というべく、これをもつて憲法第二一条に背反する無効のものということはできない。

全文

全文

ページ上部に戻る