裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
高等裁判所
- 事件番号
昭和34(う)33
- 事件名
出入国管理令違反被告事件
- 裁判年月日
昭和34年4月14日
- 裁判所名・部
仙台高等裁判所 刑事部
- 結果
- 高裁判例集登載巻・号・頁
第12巻4号447頁
- 原審裁判所名
- 原審事件番号
- 判示事項
密出国罪と訴因特定の限度
- 裁判要旨
密出国罪については密出国が一回であり二回以上であるかも知れないという疑のないかぎり、「被告人は昭和二七年三月上旬頃から翌昭和二八年一〇月中旬頃までの間に、有効な旅券に出国の証印を受けないで、本邦よリ本邦以外の地域たるソ連モスクワに出国した」との起訴状の記載は、訴因の特定性を具備したものといえる。
- 全文