裁判例結果詳細

事件番号

昭和58(あ)640

事件名

道路交通法違反

裁判年月日

昭和58年10月28日

法廷名

最高裁判所第三小法廷

裁判種別

決定

結果

棄却

判例集等巻・号・頁

刑集 第37巻8号1332頁

原審裁判所名

福岡高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

昭和58年4月7日

判示事項

電子複写機によつて複写されたコピーによる上告趣意書が有効とされた事例

裁判要旨

電子複写機によつて複写されたコピーであつて作成名義人の署名押印のない上告趣意書は、刑訴規定六〇条の規定に違背するが、作成名義人の署名押印も複写されており、これを封入した郵便の封筒には、作成名義人によるものと認められる氏名の記載があつて、権限のない者がほしいままに作成し提出したなどの特段の事情はうかがわれず、右作成名義人の意思に基づいて作成され提出されたものと認められるときは、これを有効なものとして判断の対象とすべきである。

参照法条

刑訴法376条,刑訴法407条,刑訴法414条,刑訴規則60条,刑訴規則240条,刑訴規則266条

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