裁判例結果詳細

事件番号

昭和33(し)85

事件名

裁判官忌避申立却下決定に対しなした異議申立棄却決定に対する特別抗告

裁判年月日

昭和33年12月15日

法廷名

最高裁判所第二小法廷

裁判種別

決定

結果

棄却

判例集等巻・号・頁

刑集 第12巻16号3545頁

原審裁判所名

仙台高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

昭和33年10月31日

判示事項

一 裁判官忌避申立却下決定成立後送達前に、決定をした裁判官が忌避された場合。 二 刑訴法第二三条にいう「その裁判官所属の裁判所が、決定を」するとの意義。

裁判要旨

一 裁判官忌避申立却下決定の成立後、その送達前に、その決定をした裁判官を忌避する申立があつても、右決定は、訴訟法上適法に構成された裁判所の裁判たる性質を失うものではない。 二 刑訴第二三条にいう「その裁判官所属の裁判所が、決定を」するというのは、忌避された裁判官所属の裁判所の裁判官をもつて構成される、訴訟法上の意味の裁判所が決定する趣旨である。

参照法条

刑訴法23条,刑訴規則34条,刑訴規則11条

全文

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