裁判例結果詳細

事件番号

昭和26(れ)98

事件名

収賄

裁判年月日

昭和26年5月1日

法廷名

最高裁判所第三小法廷

裁判種別

判決

結果

棄却

判例集等巻・号・頁

刑集 第5巻6号978頁

原審裁判所名

東京高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

昭和25年5月9日

判示事項

旧刑訴法第二〇一条第一項第三号及び第一八八条第二項にいう「共犯」と必要的共犯

裁判要旨

旧刑訴第二〇一条第一項第三号及び第一八八条第二項にいう「共犯」とは、刑法第六〇条以下の定める共犯(狭義の共犯)のみを指すのではなく、収賄及び贈賄の罪のように、法律がそれぞれ別個の罪として規定していても、その性質上たがいに関与、加担の関係がある場合(いわゆる必要的共犯に属する場合)をも含むものと解すべきである。なぜなら、当該事件の被告人と右のような関係にある者を証人として調べる場合、その宣誓及び供述義務の有無について、刑法上の共犯関係にある者と別異の取扱をすべき理由はないからである。

参照法条

旧刑訴法201条1項3号,旧刑訴法188条2項,刑法197条,刑法198条

全文

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