裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
最高裁判所
- 事件番号
昭和40(あ)2870
- 事件名
業務上横領
- 裁判年月日
昭和41年6月23日
- 法廷名
最高裁判所第一小法廷
- 裁判種別
決定
- 結果
棄却
- 判例集等巻・号・頁
集刑 第159号1255頁
- 原審裁判所名
大阪高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
昭和40年11月11日
- 判示事項
業務上横領罪に該当するとされた事例
- 裁判要旨
一 本件重油抜取り行為が、業務上横領罪に該当するとした原審の判断は正当である。 二 (原審の判断) 本件A丸に積み込まれた重油についてはその輸送タンクに八箇所の封印が施行されていたのであるから重油運送の業務に従事する者がその途中封印のままで内容物を抜き取るときは窃盗罪を構成するけれども、被告人Bは右A丸の船主兼船長として被告人Cは機関長として重油類の運搬これに伴う積み込み及び荷揚げ等の業務に従事していたものであるからA丸到着後荷受主立会のうえ油吐出用移送管の基部の封印を破棄したのちその重油をD丸又はE丸に移し替える際には荷受主に対する引渡を完了するまでは被告人B並にCらにおいて出荷主のためにこれを占有保管していたものであつて、その荷揚作業中油吐出用移送管の中途から他に誘導して抜き取る行為は出荷主を被害者とする業務上横領罪を構成するものと解するのが相当である。
- 参照法条
刑法253条
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