裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
最高裁判所
- 事件番号
昭和26(れ)880
- 事件名
隠匿物資等緊急措置令違反
- 裁判年月日
昭和26年7月24日
- 法廷名
最高裁判所第三小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄差戻
- 判例集等巻・号・頁
集刑 第50号1053頁
- 原審裁判所名
東京高等裁判所
- 原審事件番号
- 原審裁判年月日
昭和25年11月28日
- 判示事項
旧刑訴法第三四九条所定の手続きを履践した旨記載のない公判調書と判決の破棄
- 裁判要旨
原審第四回公判調書をみるに、原審裁判長は事実並びに証拠調を終了する旨を告げた後、直に判決宣告期日を指定告知して閉廷したと記載されており、旧刑訴法第三四九条所定の手続を履践した旨の記載が欠けている(記録四一一丁裏)。従つて、原審では被告人と弁護人のいづれにも最終に陳述する機会を与えなかつたものと認めざるを得ないから(旧刑訴法第六〇条第二項第一二号、第六四条参照)、この点に関する論旨は理由があり、原判決は破棄を免れない。
- 参照法条
旧刑訴法349条,旧刑訴法60条2項12号,旧刑訴法64条
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