裁判例結果詳細

事件番号

昭和36(オ)1052

事件名

売掛代金請求

裁判年月日

昭和39年1月30日

法廷名

最高裁判所第一小法廷

裁判種別

判決

結果

棄却

判例集等巻・号・頁

集民 第71号537頁

原審裁判所名

東京高等裁判所

原審事件番号

原審裁判年月日

昭和36年6月15日

判示事項

わさび粉の買取期限前にわさび粉が変質した場合において、売主の買主に対する右変質を理由とする損害賠償請求が認められた事例。

裁判要旨

甲乙間において、甲手持のわさび粉につき昭和二六年の年末が一応買取の最終履行期と定められたが、甲はわさび粉の変質をおそれて同年八月から同年九月にかけ再三書面または口頭で買取方を申し入れ、乙としてもわさび粉が変質し易いことを熟知していた等、原判示のような事情(当審判決理由参照)があるときは、同年年末以前に変質した右わさび粉の発棄により甲の蒙つた損害は、乙においてその賠償の責任を免れない。

参照法条

民法709条

全文

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