裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
最高裁判所
- 事件番号
昭和51(オ)667
- 事件名
損害賠償請求
- 裁判年月日
昭和52年2月18日
- 法廷名
最高裁判所第二小法廷
- 裁判種別
判決
- 結果
破棄差戻
- 判例集等巻・号・頁
集民 第120号91頁
- 原審裁判所名
大阪高等裁判所
- 原審事件番号
昭和50(ネ)436
- 原審裁判年月日
昭和51年2月25日
- 判示事項
交差点を直進する自動車運転者に信号を無視して交差点に進入してくる車両のありうることまでも予想してこれに対応できる態勢で交差点に進入すべき注意義務がないとされた事例
- 裁判要旨
判示のように信号機の表示する信号により交通整理が行なわれている交差点を直進する車両の運転者は、たとえそれが深夜であつても、特別の事情のない限り、信号を無視して交差点に進入してくる車両のありうることまでも予想して、左右の安全を確認し、このような信号違反車にも対応できる態勢で交差点に進入すべき注意義務を負わないものと解するのが相当である。
- 参照法条
民法709条,自動車損害賠償保障法3条
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