裁判例結果詳細

事件番号

昭和39(オ)915

事件名

境界確定請求

裁判年月日

昭和41年5月20日

法廷名

最高裁判所第二小法廷

裁判種別

判決

結果

棄却

判例集等巻・号・頁

集民 第83号579頁

原審裁判所名

福岡高等裁判所

原審事件番号

昭和36(ネ)454

原審裁判年月日

昭和39年4月27日

判示事項

一 境界確定の訴の性質 二 境界確定の訴において原告は特定の境界線の存在を主張する必要があるか 三 境界確定訴訟の確定判決が一定地番の土地の所在位置を認定していることは別件の境界確定訴訟の判決の認定判断を拘束するか

裁判要旨

一 境界確定の訴は、当事者相互の相接する各所有地間の境界に争があるため、その境界を現地に即し具体的に定める創設的判決を求める訴である。 二 境界確定の訴にあつては、当事者相互の相接する各所有地間の境界が不明であるかまたはこれに争があることの主張がなされれば足り、原告において特定の境界線の存在を主張する必要はない。 三 境界確定訴訟の確定判決が一定地番の土地の所在位置を認定していることは、別件の境界確定訴訟の判決の認定判断を拘束しない。

参照法条

民訴法第2編第1章,民訴法186条

全文

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