大津地方・家庭裁判所長の紹介




裁判所所長

大津地方・家庭裁判所長

小倉 哲浩(おぐら あきひろ)

生年月日 昭和41年9月6日

昭和63年10月
司法試験
平成元年4月
司法修習生
平成3年4月
大阪地裁判事補
平成5年4月
高知地方・家庭裁判所判事補
平成8年4月
法務省刑事局付
平成11年4月
大阪地裁判事補
平成12年12月
神戸地方・家庭裁判所姫路支部判事補
平成13年4月
神戸地方・家庭裁判所姫路支部判事
平成16年4月
神戸地裁判事
平成19年4月
鳥取地方・家庭裁判所判事部総括
平成22年4月
大阪高裁判事
平成22年7月
京都地裁判事
平成24年4月
京都地裁判事部総括
平成25年4月
大阪地裁判事部総括
平成29年5月
神戸地裁判事部総括
令和5年4月
佐賀地方・家庭裁判所長
令和6年6月
大津地方・家庭裁判所長(6月28日付け)

ご挨拶

 令和6年6月28日付けで、大津地方・家庭裁判所長に就任いたしました。

 前任の佐賀は、初代司法卿として司法制度の礎を築いた江藤新平の出身地であり、かつ終焉の地でしたが、滋賀は、司法の独立を確立していく上で重要な出来事である大津事件が起こり、その裁判が行われた場所であって、このように、日本の近代司法の創生と発展にゆかりのある場所で続けて勤務をすることには何かしらの縁を感じています。

 また、滋賀は、日本唯一の古代湖である琵琶湖を有し、諸説ありますが、日本初の法典とも言われる近江令が制定された近江大津宮が置かれ、著名な寺院が幾つもあり、戦国時代には重要な城郭が多数築かれました。このように、古来の歴史から見ても興味深い地で過ごす機会を得られたことをうれしく思います。

 社会の変化が激しく、人々の価値観が多様化していく中で、法的紛争に対し、公正公平な立場から適正かつ迅速な判断を行うことを使命とする裁判所の役割は、ますます重要なものになっていくと思われます。大津地家裁においても、現在進められている裁判手続のデジタル化にも取り組みつつ、その重要な役割を果たし、国民に信頼される裁判所であり続けるよう、管内の職員共々努めていく所存ですので、よろしくお願いいたします。