裁判官からのメッセージ

仙台地方裁判所 判事

刑事裁判では、裁判官は、事件を法廷で審理し、被告人の有罪・無罪や刑罰を決めます。予断や偏見を持たずに審理に臨み、公平公正な判断をするため、検察官や弁護人など訴訟関係人との事前の調整は、主に書記官が担い、事務官が補助します。法律の専門職であり、常に法廷に立ち会う書記官は、様々な場面で相談し合える心強いパートナーです。

また、一般の国民が参加する裁判員裁判では、裁判員のみなさまに安心して職務を全うしていただくため、書記官・事務官は、細やかで行き届いた準備や接遇を行っています。

このような書記官・事務官の仕事があって、裁判官は、法廷での手続や判断に集中し、力を発揮することができます。刑事裁判を通じて、社会正義の実現に少しでも貢献できるように、チームで、1つ1つの事件に真摯に取り組んでいます。

そんな私たちの仲間になってくれる皆さんをお待ちしています。

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鹿児島家庭裁判所 判事

家庭裁判所では家族の問題や少年の非行事件という人生の転機に関わる事案を扱います。裁判官が当事者の未来を見据えた適正な判断をするためには、法的な視点だけでなく、問題の背景にある家族の事情や関係者の想いを深く理解する必要があり、そのために欠かせないのが家庭裁判所調査官による調査・調整です。

家事事件では、事案に応じた必要な事実を収集し、行動科学の知見から問題を分析・評価することで、適正な判断の基盤を築きます。少年事件では、少年の心理や環境等を調査し、非行の要因を分析・評価することで、少年の更生に向けた最善の道を探ります。裁判官にとって、家庭裁判所調査官は、より良い解決を追求し、支え合う頼れる仲間です。

家族の在り方が多様化し、家族を取り巻く法制度が変革を続ける今、家庭裁判所の担う役割はますます重要になっています。家庭裁判所がその使命を果たすべく、共に協力し、支え合う仲間を心よりお待ちしています。

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