福岡高等裁判所長官

福岡高等裁判所長官

矢尾 和子(やお かずこ)
(生年月日 昭和35年12月7日)

写真:福岡高等裁判所長官 矢尾 和子

略歴

 昭和62年に裁判官に任官し、東京地裁、名古屋地裁、札幌地家裁、東京地家裁、司法研修所などで勤務しました。その後、近年の略歴は、次のとおりです。
平成21年 4月 神戸地方裁判所判事(部総括)
平成24年 4月 東京家庭裁判所判事(部総括)
平成27年 8月 東京地方裁判所判事(部総括)
平成29年 1月 東京地方裁判所判事(東京簡裁司法行政事務掌理者)
平成30年 7月 司法研修所教官
令和 2年12月 千葉家庭裁判所長
令和 4年 4 月 東京高等裁判所判事(部総括)
令和 5年 5 月 司法研修所長
令和 6年 9 月 福岡高等裁判所長官

ご挨拶

 令和6年9月11日付けで福岡高等裁判所長官に就任いたしました。

 福岡で勤務するのは初めてですが、家族が福岡で勤務していた際には、月に一回は福岡を訪れていて大好きな土地ですし、福岡高裁管内全体とのご縁としては、母方の祖父が奄美大島出身ですので、父祖の地で勤務できることを大変嬉しく思っています。

 社会経済の変化が急激に進む現在におきまして、裁判所は、各裁判手続のデジタル化を進めています。この取組みにより、裁判手続の利便性を高めるとともに、審理運営についても一層の改善に努め、より良い裁判を実現することを目指しています。
 福岡高裁管内の離島を含めた管轄の広さは、本州・四国をすっぽりと包みこんでしまうほど広大で、管内には数多くの裁判所があります。そこで、各裁判所において、地域の様々な実情を踏まえた質の高い司法サービスを提供していくことができるよう環境整備に努めてまいりたいと存じます。
 また、最近は気候変動等により、福岡高裁管内でも自然災害が多く発生していますが、この点につきましても、裁判所を利用する皆様の安全確保に配慮して、適時適切な対応をしてまいりたいと考えています。
 皆様にとって利用しやすく信頼される裁判所となりますよう、職員とともに力を尽くしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 (令和6年10月掲載)