裁判例結果詳細
裁判例結果詳細
行政事件
- 事件番号
昭和53(行ウ)147
- 事件名
二酸化窒素環境基準告示取消請求事件
- 裁判年月日
昭和56年9月17日
- 裁判所名
東京地方裁判所
- 分野
行政
- 判示事項
環境庁長官が二酸化窒素に係る環境基準を従来のものより緩和する内容に改定してした告示(昭和53年環境庁告示第38号)は,抗告訴訟の対象となる行政処分に当たるか
- 裁判要旨
環境庁長官の定める二酸化窒素に係る環境基準は,政府が公害防止行政を総合的,計画的に推進するための政策上の達成目標ないし指針を示すものにすぎないから,右長官が右環境基準を従来のものより緩和する内容に改定してした告示(昭和53年環境庁告示第38号)は,住民の権利義務ないし法的地位に変動をもたらすものとはいえず,抗告訴訟の対象となる行政処分に当たらない。
- 全文