広島高等裁判所長官

広島高等裁判所長官

小林 宏司(こばやし こうじ)

(生年月日 昭和38年3月1日生)

写真:広島高等裁判所長官

略歴

 平成元年4月に裁判官に任官し、東京地裁、宇都宮地家裁、最高裁、大阪地裁などで勤務しました。近年の略歴は、次のとおりです。

平成24年1月 最高裁判所審議官
平成26年4月 東京地方裁判所判事(部総括)
平成28年2月 最高裁判所上席調査官
令和 2年6月 新潟地方裁判所長
令和 4年6月 東京高等裁判所判事(部総括)
令和 5年4月 最高裁判所首席調査官
令和 7年3月 広島高等裁判所長官

御挨拶

 令和7年3月27日付で広島高裁長官に就任いたしました小林宏司と申します。
 九州の出身であり、広島高裁管内での勤務は初めてとなりますが、宮島や松江城などかつて訪れたことのある管内各地の印象は鮮明に残っており、この地で勤務できることを心より喜んでおります。

 人々の正当な利益が守られた暮らしやすい社会を実現するために法は重要な機能を果たしていますが、裁判所は具体的な事件を適正迅速に解決することを通じて法の機能を具体的に実現していく役割があるといえるでしょう。現在、裁判所では裁判手続のデジタル化を基軸とした様々な取組が行われ、これを通じて裁判手続の合理的で適切な運営と利用者にとっての利便性向上を図ることが目指されていますが、これは社会の大きな変化に対応して裁判所がその役割を果たしていくためにとても重要なものと理解しています。これから長官として、このような取組を進めていくための様々なバックアップを行うなどしながら、利用者の皆様にとって利用しやすく頼りがいのある裁判所を実現できるよう力を尽くしていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。