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札幌高等裁判所長官
近藤宏子(こんどうひろこ)
(生年月日 昭和35年1月29日)
略歴
昭和61年4月に裁判官に任官し、浦和(現さいたま)、札幌、東京、那覇、名古屋の裁判所のほか、司法研修所で勤務しました。近年の略歴は、次のとおりです。
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東京地方裁判所判事(部総括)
東京高等裁判所判事
横浜地方裁判所判事(部総括)
静岡家庭裁判所長
東京高等裁判所判事(部総括)
札幌高等裁判所長官
御挨拶
この度、札幌高等裁判所長官に就任いたしました。札幌には昭和63年から3年間勤務させていただきましたが、北海道の雄大な自然に触れながらの生活はとても良い思い出となっております。
今回、30年余りぶりに、再び北海道勤務の機会をいただきましたこと、大変うれしく思っております。
裁判所は、紛争の適正迅速な解決、的確な刑罰権の行使等を実現することによって、国民の権利を擁護し、法秩序の維持を図ることを職責としております。北海道という広大な管轄地域内にある全ての裁判所が、地域ごとの実情に即しながら、その職責を的確に果たしていくことができるよう、高等裁判所の立場から、環境整備等に努めてまいりたいと考えております。
社会情勢が大きく変化する中、各種裁判手続のデジタル化の取組は重要な課題です。デジタル技術を単に取り入れるにとどまらず、この機会に審理運営の改善を図り、一層利用しやすく信頼される裁判手続が実現されるよう、取組をバックアップしていきたいと思っております。
また、自然災害やウイルス感染の問題など、危機的状況が発生する場合においても、裁判所が、安全な環境の確保をした上で、その役割を果たしていくため、十分な備えをし、状況に応じた対応ができるよう努めてまいりたいと思っております。
今後とも、皆様から信頼を得られますよう、職員とともに尽力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(令和5年9月記)