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1. 家庭裁判所委員会の設置
裁判所の運営に国民の意見を反映させる委員会としては,従前から,家庭裁判所委員会があり,戦後設置された家庭裁判所というものを地域の皆さんに理解していただくという役割を果たしてきました。一方,これまでの家庭裁判所委員会では,裁判所からの一方的な情報提供を受けて,意見交換が行われるだけで,その機能が形骸化しているとの指摘もありました。
そこで,形骸化した家庭裁判所委員会の活性化を図るべく,家庭裁判所委員会規則が全面的に改められました。それを受け,平成15年8月1日,全国の家庭裁判所に新しい「家庭裁判所委員会」を設置することとなり,神戸家庭裁判所においても,新しい「神戸家庭裁判所委員会」を設置しました。
この委員会は,裁判所の利用者である国民の皆さんから広く率直な意見をいただいて,そのニーズを裁判所の具体的な運営等に生かしていくことを目的として設置されたものです。
2. 委員会の構成等
委員会は原則として15人以内で組織され,裁判官,検察官,弁護士,学識経験者の中から任命し,任期は2年とされています。神戸家庭裁判所委員会も,学識経験者委員9人,弁護士委員1人,検察官委員1人,そして,裁判官委員2人の計13人で構成されています。現在の委員は次の方々です。
委員(敬称略,五十音順)(令和5年10月17日現在)
学識経験者
- 岩田 和美
- 尾山 健司
- 小山 優
- 櫻井 紫帆子
- 助野 吉郎
- 西 欣也
- 蓬莱 政
- 松本 州普
- 山本 哲史
弁護士
- 八隅 美佐子
検察官
- 岡田 幸二郎
裁判官
- 永谷 幸恵
- 古谷 恭一郎