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神戸家庭裁判所長
永井 裕之(ながい ひろゆき)
昭和33年10月17日生
略歴
昭和61年に判事補に任命され、浦和、福岡(久留米支部)、札幌、大阪などの裁判所で勤務しました。
最近の略歴は次のとおりです。
- 平成8年4月
- 大阪地方裁判所判事
- 平成10年4月
- 熊本地方・家庭裁判所判事
- 平成14年4月
- 大阪地方裁判所判事
- 平成17年4月
- 岡山家庭・地方裁判所判事
- 平成21年4月
- 大阪家庭裁判所判事
- 平成24年4月
- 福岡地方裁判所判事(部総括)
- 平成27年4月
- 大阪家庭裁判所判事(部総括)
- 平成30年1月
- 宮崎地方・家庭裁判所長
- 令和元年12月
- 大阪高等裁判所判事(部総括)
- 令和4年3月
- 神戸家庭裁判所長
御挨拶
令和4年3月3日付けで、所長として神戸家庭裁判所にまいりました。
兵庫県で勤務するのは初めてですが、旅行等で度々訪れたことがあり、瀬戸内海と日本海の両方の海に面している管内では、様々な環境のもとで日々の暮らしが営まれていることを実感しています。
家庭裁判所は、こういった人々の平穏な生活を守り、少年の健全な育成を援助する機関のひとつであり、家族に関する事件を扱いますが、そのうちの多くは子どもが関わるものです。審理を進めるにあたっては、子どもたちが夫婦間の争いに巻き込まれたり虐待されていないかを案じながら、子の利益を最も優先して配慮することが求められています。また、成年後見制度はより多くの方々に知ってもらって、必要なときに利用しやすいものでなければなりません。少年事件は、事件の数は減ってきていますが、再度、家庭裁判所に事件が送られてくる少年も一定数おり、どのように処遇すべきなのかを検討していかなければなりません。
これからは、新型コロナウィルス感染症への対応を続けていかなければなりませんし、裁判所のデジタル化も進めていくことが予定されています。
神戸家庭裁判所もこのような多くのことに取り組みながら、ひとつひとつの事件を大切にして向き合っていきたいと考えています。管内には本庁に加えて9つの支部と1つの出張所がありますが、気軽に訪ねていけるような身近な存在ではないと思います。しかし、必要だと感じたときには、どの裁判所も利用しやすく、適正な解決が迅速にされるように努めていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。