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神戸家庭裁判所長
中垣内 健 治(なかがいと けんじ)
昭和36年4月24日生
略歴
平成元年に判事補に任命され、東京、金沢、松江、大阪などの裁判所で勤務しました。
最近の略歴は次のとおりです。
- 平成12年4月
- 東京地方裁判所判事
- 平成14年4月
- 大阪地方裁判所判事
- 平成18年4月
- 金沢地方裁判所判事
- 平成21年4月
- 金沢地方裁判所判事(部総括)
- 平成23年4月
- 大阪高等裁判所判事
- 平成23年8月
- 大阪地方裁判所判事
- 平成24年4月
- 大阪地方裁判所判事(部総括)
- 平成28年7月
- 大阪地方・家庭裁判所堺支部長
- 令和2年1月
- 松江地方・家庭裁判所長
- 令和3年7月
- 大阪高等裁判所判事(部総括)
- 令和7年1月29日
- 神戸家庭裁判所長
御挨拶
令和7年1月29日付けで神戸家庭裁判所長に就任いたしました中垣内健治と申します。どうぞよろしくお願い致します。
今年は阪神・淡路大震災から30年の節目の年を迎えました。かの大震災により大変な苦難に遭われました皆様には、心から哀悼の意を表させて頂きます。
私は、今までご当地で勤務して、紛争解決のお役に立つ機会は残念ながらありませんでしたが、裁判官に任官後、37年目にして神戸に赴任することができました。兵庫県は、北は日本海、南は瀬戸内海に接し、さまざまな風土と文化を持つ魅力にあふれている県であると感じておりまして、ご当地で勤務できることを大変嬉しく思っているところです。
私は、これまで、大阪高等裁判所の中の家事審判の不服申立てを集中して扱う家事抗告部で約3年半勤務をして参りましたが、それを通して、価値観の多様化により、複雑で困難な家事事件が増えていることを痛感するとともに、当事者間の権利義務を具体的に形成するにあたって、その事件毎に最も落ち着きのよい結論を合議により模索して参りました。また、少年事件については、私が主として担当していた約30年前頃とは異なり、インターネットやSNSの急速な普及に伴って、非行内容が複雑・多様化しています。
さらに、現在、家事事件手続においては、デジタル化が進行するとともに、家族法改正の施行を控え、これらに対する準備が急務となっており、ますます家庭裁判所が果たすべき役割が増大しています。したがって、これを契機として一層審理の質を高めることによって、家庭の平和と少年の健全な育成という家庭裁判所の目的を果たし、皆様から信頼される裁判所となるべく職員とともに日々努力していく所存です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。